留学には大学院などから海外の研究室に紹介してもらい研究を行うための「研究留学」、そして医師自らの手技や医療知識を向上させるための「臨床留学」の2種類があります。
後者の方が後ろ盾となる組織や機関がないため経済的にも厳しくなりますが、どの研究機関で学ぶか、どの医療機関で研修させてもらうかを自分自身で決めて交渉出来るため、モチベーションを維持しやすくなり留学の効果が出やすくなります。
⇒留学することで得られるものとは?

教授に薦められて海外の研究機関で何となく研究するよりは、目的意識をもって技術や知識を吸収する方が効果的なのは明白です。
では臨床留学を行うのに必要な条件や留学時期、留学方法などはどうなっているのでしょうか?

医師の留学に必要な条件と留学方法とは?

臨床留学すると一言で言っても、その道のりはかなり厳しいものになります。まず必要なのは高い英語力
日常会話が出来るレベルはもちろん、難しい医療英語もしっかり理解出来るだけの英語力をもっていなければ留学する事など出来ません。
通訳が常にそばについていてくれるわけではありませんから。

留学先は医療技術が発達しているアメリカが人気で、実際アメリカに留学を希望する医師が多くなっています。
アメリカで臨床留学をするためには適当に選んだ病院に直接申し込みを行っても門前払いがオチ。
それなりのステップを踏まなければなりません。

米国医師国家試験のステップ2まで合格し、臨床研修資格を取得する必要があります。
レジデンシー・プログラムに申し込む際には推薦状が必要ですが、日本人医師の書いたものよりもアメリカ人医師の推薦状の方が有利です。
そのためアメリカ人医師とのコネも必要となります。

その後病院側と面接を行い、マッチングすれば晴れてアメリカの病院で臨床留学を行う事が出来ます。
留学に必要な条件はまず日本の医師免許を取得している事、そしてアメリカで臨床研修できる病院を見つける事ですが、その2つの条件を揃えるためには並外れた努力、さらにマッチングには運も必要です。

どのタイミングが留学時期として最適?

臨床留学に最適なタイミングはありません。
強いて言えば、医師が留学の必要性を感じた時だと言えます。
臨床留学では実際に現地の病院で働く事である程度の給与を確保出来ますが、そこに至るまでにはかなりの努力が求められます。
費用もかなりかかるため、お金を貯めるための時間も必要でしょう。
⇒臨床留学中に給料はどれくらいもらえる?

留学のための資金が貯まり、語学力にも自信がつき海外で自分の実力を試したい、新たな知識を身につけたいと思った時が最適な留学時期と言えます。